アリウム・パープルセンセーション
久しぶりに、アリウム・パープルセンセーションを植えた。
アリウムは、どれも興味深い。
色々な写真を見ると、どれも見てみたい気持ちになる。
ものすごくいろんな品種があるみたいだけれども、
なかなかに高価だし、花が咲かないことも多いから、躊躇してしまう。
その中でも、色合いも素晴らしくて、
大きさもほどよい、このパープルセンセーションがとても気に入っている。
アリウムは、種が出来た姿もなかなかに素晴らしいものである。
以前は、咲き終わって種ができたのを見ると、
もうお花が終わってしまった、という感想だったけれども、
今はこのお花の終わったあともなかなか見応えあるなあ、と思う。
園芸も、続けていくといろんな感慨がわくものである。
最初は花だけに目がいってしまう。
けれども、刻々とうつりかわっていく姿もそれぞれのステージでいいものだな、と思えてくる。
その植物全体に対する愛着というか。
球根植物は、ほとんどの季節を丸い球根のままで過ごす。
そして、ほんの数週間だけを花が咲いた姿で過ごすのである。
鑑賞期間が短いからもったいない、そういう風に思っていたけれども、
今はその大部分を球根で過ごして、ほんの数日だけの満開、
という球根植物全体が愛すべきものだという気がするのだ。