イテア・イリキフォリア
Itea ilicifolia
とても好きなのである。
似たような植物にコバノズイナ、があげられるらしいが、
我が家のコバノズイナは非常に花穂が短くて、ちょっと不満である。
画像検索すると、結構長めの花が咲いているのが多いのであるが、
おそらくちょっと品種が違うのかもしれない。
西洋ニンジンボクも、結構花の形に個体差があるのか、実は品種が違うのか、
我が家にある2本は、全く花穂の形が違う。
やっぱりこれも長いほうがかっこいい。
それで、これならばと思って手に入れたのがこのイテア・イリキフォリアである。
支那ズイナともいうらしい。
これならば文句なしに長い穂であろう、ということで。
しかも、この花、開花期に非常な芳香がある。
この頃、玄関付近でなんとも言い難い芳香が漂っている。
その正体が何かわからなくて、ずっと疑問だった。
バラのような、チューリップのバレリーナも似たような香りがするような気がする。
とにかく、どこからか良い花の香りがするのだ。
で、イテアのことを調べていたら、「芳香がある」との情報を読んだ。
ずっとわからなかったけれども、なんと正体はこのイテア・イリキフォリアだったという訳だ。
なんだか見た目には栗っぽい臭いがしそうなのに、である。
見た目からは、まさかこのような華やかな香りがするとはとても思えない。
holly-leaved sweet spire、という名が添え書いてあるページもあるぐらいであるから、
やはり香りも特徴なのだろうか。
まだまだ小さくて、この木の魅力には程遠いのであるが、
まさかこの植物からこのような良い香りがするとは、
また一つこの木を育てる楽しみが増えたというわけである。
大きくなると、もっと立派になるであろうから、とても楽しみである。